一級ファイナンシャルプランニング技能士が教える!保険の裏側

今回のテーマは、私の専門分野である保険について、知らないと大損するお話をしたいと思います。

日本において保険は、長年「護送船団方式」といわれる横並び方式でやってきました。

実は保険内容はどこの会社も同じ

今では考えられないことですが、保険料から補償内容など、どこの保険会社も商品名こそ違えど、中身はほぼまったく同じものしか扱っていませんでした。

そんな時代に保険をどこで入るか、という選択基準は、義理や人情、要するに「おつきあい」という程度のものでしかないのも当然のことでしょう。

しかし時代は変わり、1998年の金融ビッグバン以降、保険に限らず日本の金融商品ほぼ全てが自由競争の時代に突入しました。保険会社同士が激しい競争の中、次々と改良商品を開発しました。

その中でも個人的に一番進化したのは火災保険ではないかと思っております。個人向け商品で申しあげると、旧型の火災保険では最高でも70%までしか出なかった水害の補償が100%になったり、オールリスク型であれば、「パソコンにうっかりお茶をこぼした」なんていうような事故も補償されるようになりました。

企業向け商品であれば、仮に京都・大阪の二か所にそれぞれ1億円の物件を持っている会社があったとした場合、通常であればそれぞれの物件に1億ずつ、合計二億円の火災保険に入るのわけですが、この二つの物件が「一事故で」同時に燃えたり爆発することはほぼ絶対ありえません。

ここに目をつけて、新型の火災保険では「支払限度額、一事故一億円」というような保険の掛け方ができるのです。

すると今まで合計2億円保険を掛けていた会社は1億円しか保険を掛けなくてよくなり、保険料が大幅に削減できます。

今は、わかりやすくするために物件数2件で例を挙げましたが、これが物件数30や40件以上所有する会社でしたらとんでもない保険料削減が可能です。

ご存じのとおり保険代理店は、保険料×手数料率=手数料というような収益の形態になっております。

その中で「社長!今の火災保険を見直したら保険料が半額になります!」というような提案をしてくる保険代理店がいらっしゃればぜひお会いしたいものです。

より良い提案をして人の役に立つと収入が減るわけですから、保険代理店もあまのじゃくな商売です。