家を買うということは、一生のうちの大きな買い物ですよね。
現金で一括で支払うのではなく、ローンを組みコツコツと返済をしていく形が通例です。
その住宅ローンを組むということの基礎知識や審査の基準などをまとめました。
住宅ローンは借金である
まず第一に住宅ローンは借金です。ですので、借りたいお金+利息で返済をしていくことになります。
ですので、その金利が住宅ローンを組む際の重要なポイントとなります。
金利の種類
住宅ローンには、
①固定金利
②変動金利
③固定金利選択型の3種類がありますので、簡単にまとめます。
①固定金利
ローンを組む最初に、今後の金利を固定で決める方法です。ですので、いったん借り入れが始まると、
固定金利で借り入れをした期間の金利は変わりません。金利が上昇・下降しても借り入れ時の金利が適用されます。
メリットは、金利の変動をうけないので返済計画を立てやすいことです。
デメリットは、借り入れ後に金利が下がっても反映されないため、銀行のリスクがあるので元々金利が高めに設定されるということです。
また固定金利には、
借入期間のすべてが同じ金利である【全期間固定金利】と、当初10年の金利よりも11年目から金利がアップする【段階金利型】の2種類があります。
②変動金利
変動金利は、通常半年ごとに、返済期間中の金利の上昇、下降により金利が見直されます。
メリットは、住宅ローン開始当初は固定金利より支払額が低く、金利が下がれば支払い総額が減ることです。
デメリットは、金利が上がれば支払総額が増えることです。
変動金利で金利が上がると、利息部分が優先されて返済に充てられます。ですので月々の返済額は、実はあまり変わらないのですが、元金が減らなければ借入残高は少ししか減らないことになります。
③固定金利選択型
返済開始からの一定の期間は固定金利で、その後の期間は変動金利となるものです。
(最初の固定金利期間が終了した後の期間に、固定金利を選択できるローンもあります。)
メリットは、固定金利期間終了時に金利が下がっていた場合は、その後の支払額が下がります。
デメリットは、変動金利となったときに金利が上がっていると、その後の支払い額が上がります。
住宅ローンの審査
住宅ローンの申し込みには、その人が返済能力があるがどうかの審査があります。
・職業について
民間企業に勤められている方と比較すると、自営業の方は融資条件等厳しい場合があります。株式上場企業に勤められている方は、より有利になります。
・勤務年数について
勤続年数は長ければ長いほうが有利です。
・収入について
一定以上の収入金額、また安定収入があるかどうかが重要なポイントになります。
・今までのローンについて
住宅ローン以外に借金がある方は、不利になってしまいます。
自動車ローン、教育ローン、キャッシングカードローンなどの利用があるかどうかがポイントです。基本的には過去に遡り1年間、これらの借金につき返済の遅れがないことが条件です。
まとめ
住宅ローンを組む前にしておくことは、
住宅ローン以外の借金(ローン)は、すべて返済しておき、所有するクレジットカードの枚数を減らしましょう。
そして、住宅ローンの審査基準は金融機関ですべて異なるため、審査の通りやすい金融機関を選びましょう。(審査が通りやすいところは、金利条件が高い可能性もあります。)
住宅ローンの種類もかなりたくさんありますので、判断に迷うようであれば、専門家に相談するのがいいのかもしれません。
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