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老後にはいくら必要?老後資金について

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10年後何してる?なんてわからないのに
自分の老後なんて想像もつかないですよね。
今からピリピリ先のことを考えすぎて、
今の生活を楽しまないというのは違うと思いますが
なんとなくでも自分の老後のことを考えることは必要です。
特にお金のことに関しては今から意識して
コツコツ貯めていくことが大切です。
ここでは、老後資金はいくらくらい必要なのか?についてまとめます。

 

老後資金って何の費用?

老後資金とは、退職後の老後の生活を賄うためのお金のことです。
大きく分けて以下のようなお金の使い道があります。

・毎日の食事などにかかる生活費
・医療費
・家賃などの費用
・住居の維持費
・冠婚葬祭などの費用
・旅行またはお付き合いなどの趣味の費用

もちろん人によってかかる費用は異なりますので、目安としてください。
旅行なんて行かないよ!という人でも、仕事も何もしないで1日を過ごすのは
精神的にも身体的にもあまりよくありません。
好きなことをすることが健康への道だとよく言いますので
そのためには準備しておいたほうがいいですよね。

 

老後期間とは何年?

老後はいつからいつまでかというと、もちろん人によって違いますが
60歳に退職するとして、そこから平均寿命といわれる80歳すぎごろまででしょうか。
すると老後は約20年間ということになります。
この年数分の老後資金を用意しておかなければなりません。
もしも90歳まで生きれば30年となりますので
自分が何年生きれるかは誰にもわからないことですので
働けるうち貯められるうちにこの資金を用意しておくことが必要です。
上記は60歳を定年としていますが、
現在の定年は原則65歳なので、さらに長く働くことも考えられます。
定年が遅くなればそれだけ老後期間は短くなります。

 

老後に必要な費用はどれくらい?

家庭により差はありますが、家計調査による例えばの話をします。
夫と妻ともに60歳以上の夫婦の月々の支出はおよそ27万円、
公的年金などで入る収入は、1ヶ月に約19万円です。
そのため、月々8万円程の不足がでます。
8万円×12ヶ月で96万円(年間)
例えば老後期間が20年なら1,920万円
25年なら2,400万円となり、これに家のリフォームや自動車購入、
医療など加えると老後資金は3,000万円程度が目安であるといえます。
もしも、ゆとりのある生活がしたいと思うならこれに月々5万円ほどプラスするので
20年なら3,120万円、25年であれば3,900万円必要ということになります。

 

退職後にもらえるお金は?

費用はわかりましたので、では退職後に入ってくるお金はいくらぐらいあるのでしょうか。
退職後にもらえるのは、退職一時金と公的年金が期待されるでしょう。
退職一時金は厚生労働省のデータによると例えば
勤続年数38年、大学卒の総合職の場合、退職金は2,488万円と出ています。
ただ、退職一時金は企業によりないところもあるので必ずしも全員もらえるというわけではありません。
公的年金においては、国民年金はおおよそ月6万5千円ほど、厚生年金が22万円ほどとなり、
会社員の夫は3,500万円、妻は2,000万円ほどといわれています。
詳しい額は「ねんきん定期便」で確認できます。

 

まとめ

老後に必要な費用と、退職後にもらえる額は上記で大体わかりましたので

「貯める老後資金の目安=老後に必要な費用ー退職後にもらえる額」
で、綺麗に算出できればいいのですが・・・
退職金が出なかったら?予想より少なかったら?予定外の大きな出費が退職後に起きたら?
退職後にもらえる額だけでは老後必要な費用をまかないきれないかもしれません。
そのまかないきれない分を、今から老後資金として貯めていくということです。

ではどのようにして貯めていくのでしょうか?
長くなるので次回まとめます。

 

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