低解約返戻金型終身保険というものを
聞いたことがあるでしょうか?
何か少し難しいことばですよね。
実はこの低解約返戻金型終身保険は
普通の終身保険よりも貯蓄性があり
老後資金や教育資金を準備することもできる
人気の保険なのです。
どんな特徴があるのか簡単にまとめたいと思います。
低解約返戻金型終身保険ってなに?
低解約返戻金型終身保険は、
保険料払込期間の解約返戻金の額を
通常の終身保険よりも低くしていて、
その代わりに保険料を割安にした保険です。
ここで、解約返戻金というのは、
途中で解約をしたときにいくらか契約者に戻ってくるお金のことをいいます。
つまり、その解約したら戻ってくるお金を少なくする代わりに
毎月支払う保険料を割安にしている終身保険のことです。
ちなみに、
保険料払込が終了すると、それ以降の解約返戻金は
通常の終身保険と同じ水準に戻りますし、
そのほかの保障内容も通常の終身保険と同じです。
解約をせずに保険料を最後まで払い込めば、
年々返戻率があがり、お金は増える仕組みになっています。
貯蓄性が高いといわれる低解約返戻金型終身保険
低解約返戻金型終身保険は貯蓄性が高いといわれます。
なぜなのでしょうか?
それは保険料払込期間が終了した後のことをみます。
低解約返戻金型終身保険の保険料は
通常の終身保険よりも安くて、また保険料払込期間が終われば、返戻率が高くなり(解約返戻金の額の割合)
解約返戻金の額は通常の終身保険と同じになります。
つまり途中解約をしなければ、最終的に
通常の終身保険より少ない出費で同じだけのお金が戻ってくるということです。
これが貯蓄性が高いといわれる理由です。
もちろん、払込中は返戻率は通常の終身保険よりも
低いわけなのでこの期間に解約すると
返戻金が少ないので、貯蓄性は低いです。
活用法
・死後の整理資金の準備
・相続対策
・老後資金の準備
・教育資金の準備
上記のように通常の終身保険と同様の活用法が挙げられます。
しかしこの中で注目を集めているのが
教育資金の準備に利用するということです。
【低解約返戻金型終身保険の教育資金の準備方法】
返戻率のよい低解約返戻金型終身保険は、学資保険代わりに活用することができます。
保険料払込期間を10~15年くらいの短期間にすれば、
子供が大学に入学する前に保険料の支払いを終わらせることができます。
そうすれば子供の大学入学資金を貯めることができます。
ここまでは学資保険との差はありませんが、
もし低解約返戻金型終身保険だと、
受け取り方の自由度が高いので、
進路の変更や祖父母の援助、あるいは特待生に選ばれたなどで教育資金を使わずに済んだ場合など、
解約する時期を先送りするか、解約せずに契約者の死亡保障として活用する方法も選択できることが
学資保険との違いです。
学資保険を検討する際には、この低解約返戻金型終身保険も比較の候補にして見積りを取ってみるのもいいかと思います。
まとめ
低解約返戻金型終身保険は、通常の終身保険に比べて以下のような特徴があります。
①保険料が安い
②保険料払込終了後は貯蓄性が高い
③保険料払込期間中は解約返戻金が少ない
そして、
保険料の支払いを早く終わらせるほど、返戻率は高くなるので、
低解約返戻金型終身保険の解約返戻金の返戻率を100%以上にしたい場合は、
お金が必要となるときよりも前に保険料の支払いを終わらせておくことが必要です。
ただし、1回あたりの保険料の支払額は大きくなりますし、支払いにつらくなって保険料払込期間中に解約すると、支払った保険料よりも少額の解約返戻金しか戻ってきませんので、十分な注意が必要です。
保険料支払いのバランスを考えてプラン立てすることが大切です。
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