老後の資金

老後資金を貯める方法

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「老後資金を貯めないとな〜。」と
ざっくり考えている人も多いとは思います。
しかし老後資金って一体どんな資金なのでしょう。
そしてそれを用意する方法は
貯金以外にももちろんあります。
簡単にまとめたいと思います。
 

老後資金って具体的になんの資金?

老後資金は3つの資金に分けられそうです。
「生活資金」と「予備資金」、そして「ゆとり資金」といったところでしょうか。

「生活資金」は、
食費・住居費・通信費・医療費などがあります。
一般的に夫婦2人の場合、最低月に22万円ほどといわれており、
もしもゆとりのある生活を望む場合には、
月に35万円ほど必要といわれています。
家のリフォーム代や葬儀費用などの一時的な支出も必要です。
万一のための「予備資金」や、
人生を楽しく暮らすための「ゆとり資金」は、
それぞれの人生設計によって費用が異なってきます。
ではまずは、退職後の支出を明らかにして
必要になるおおよその資金をみていきましょう。

 

退職後の支出

60歳から退職とし、85歳まで生きたとして
22万円×12ヶ月×25年=6,600万円(生活費)
そして、医療費、介護費、緊急予備資金などで
約500万円〜1,000万円
住宅リフォーム、修繕などで約300万円
合計で約7,600万円ほどかかるのではないでしょうか。

しかし、ここに入ってくる公的な年金がありますので、約4,800万円を公的な年金だとすると、

7,600万円-4,800万円=2,800万円ほどの準備が必要です。
また、もしも退職金があればその分自力で準備しておく額は減ります。

こちらの金額は、生活水準が高ければ支出も増えますし、
自営業などで国民年金の場合は公的年金からの収入額が少なくなります。
そのため、人によって準備する額は異なってくるでしょう。

 

どうやって老後資金を貯めるの?

では前述した金額を貯めるにはどうすればいいでしょうか?
毎月貯金!それも手かもしれませんが、
もう少し選択肢がありますので、知っておきましょう。

大きく分けて2つ、「積立商品」と「保険」という選択肢があります。

積立商品を活用して準備する方法は
以下のようなものがあります。

・定期預金
あらかじめ銀行と預入期間を約束して預金することで、
普通よりも高い金利を受取ることができる金融商品のこと。

・投資信託(ファンド)
投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、
運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品のこと。

・確定拠出年金
企業や加入者が毎月一定額の掛金を拠出して自分で運用します。
イメージとしては、掛金が自分の口座に積み立てられ、
運用して得られた給付金が将来的には自分に戻ってくると考えるといいでしょう。
そのため、運用の結果次第で将来受け取れる年金の額は違ってきます。

また、
保険を活用して準備する方法は
以下のようなものです。

・個人年金保険
国民年金や厚生年金などの公的年金を補てんする目的で加入する私的年金の1つです。
個人年金保険は、契約時に定めた年齢(60歳、65歳など)から、
一定期間(5年、 10年など)もしくは一生涯にわたって毎年、
一定額の年金が受け取れる貯蓄型の保険です

・低解約返戻金型終身保険
保険料払込期間中の解約返戻金(解約時に保険会社から戻ってくるお金)を低く抑える代わりに、保険料を割安にした保険のことです。

・外貨建保険
保険料が外貨(主に米ドル・ユーロ・豪ドル)で運用され、
保険料の払い込み・保険金の受け取りが外貨で行われる保険です。

・変額保険
保険料の一部が特別勘定とよばれるファンドにおいて株や債券などで運用され、
その運用実績によって保険金や解約返戻金の金額が増減します。
ただし、運用がうまくいかなくても死亡保険金は下がりません。
そして、保険料は比較的一般な保険よりも割安で設定されています。

それぞれの詳しい特徴については
また別で説明したいと思います。
今の収入やライフプランによって
より自分に合ったもので老後資金を準備しておきたいですね。

 

まとめ

老後資金と一言でいっても
具体的に何の資金で、
いくら必要で、
その資金を貯める方法を知っておかないと
あっという間にその「老後」になってしまいます。
まだまだ先のこと!今のことだけ考える!
という風に割り切れればいいのですが、
どこかで心配事があると楽しめるものも楽しめませんよね。
お金は有り余るほど必要だとは思いませんが、
自分のしたいことを諦めなくていい分のお金は
必要だと思います。
「お金」に余裕があるということは
「心」の余裕につながり、
最期まで人生を楽しめるのではないでしょうか。

 

 

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