税金

もっと手軽に!今年はID・パスワードで確定申告

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さてさて今年も始まっております「確定申告」
毎年の人は「めんどくさい~」って思うもの、
初めての人は「何をすれば?!」って思うものかもしれません。
どちらの人も今年から、ちょっと便利になる?情報です!
確定申告は税務署に行って、長い行列に並んで~
というイメージですが、
今年からは、そこの楽ができます!
今までも、マイナンバーカードとカードリーダーを使えばネット上で申告できていましたが、
やっぱりまだちょっと不便…。
マイナンバーカードは良しとして、
なに?カードリーダーって?!ってなりますよね。
でも今年からは【IDとパスワード方式】や、
【スマホで確定申告】という選択肢も増えました!
簡単にまとめますね。

 

e-taxで確定申告

まず入口から。
確定申告の方法は、【税務署に行く】か【オンライン上で行う(e-tax)】かのどちらかです。
【オンライン上で行う(e-tax)】とは国税庁のサイトの「確定申告書作成コーナー」を
利用して確定申告を行うということです。
今年から、そのオンライン上での利用方法の選択肢が増えました。
従来はマイナンバーカードとICカードリーダライタというものを揃えれば
オンライン上で申告ができていました。
しかしその時のためだけに、マイナンバーカードとICカードリーダライタを準備するのは
なかなか手間がかかることです。
そこで、今年からマイナンバーカードとICカードリーダライタ不要のe-Tax、
【ID・パスワード方式】という選択肢が増えました。
パスワードは自分で決めるのですが、IDを発行してもらう必要があるので
税務署で職員と対面による本人確認を受けなければならず、
運転免許証や公的医療保険の被保険証などの本人確認書類が必須となっています。
しかし、最初の1回ほとんど並ばずに税務署に訪れるだけでいいので
従来の方法よりも比較的楽ができるのではないかな?と思います。
(ちなみに職場の近くの税務署でもOKです)

ID・パスワード取得の流れ

税務署にIDパスワードを発行してもらうために
持って行くものは本人確認書類(運転免許証や公的医療保険の被保険証など)のみ。
あとはパスワードを事前に考えていくことくらいです。
税務署の総合窓口に行くと、本人確認書類のコピーを取られ、
利用チェック表を渡され、住所、氏名、電話番号、生年月日に加えて
簡単なアンケート調査のような用紙へのチェックを求められます。
こちらの表をに記入後、PCのあるブースに案内されます。
ブースのPCを使って必要なフォームに順に入力します。
内容は住所、氏名、電話番号、生年月日、屋号などです。
最後にパスワードの設定を求められるので
考えてきたパスワードを入力で終了。
そしてIDとパスワードが印刷された用紙を渡されます。
この用紙のIDパスワードがのちに家でe-taxを利用するときに必要です。
すぐに済んでしまうので、タイミングや場所によっては
職場近くの税務署に、お昼休みに行くこともできると思います。

スマホで確定申告できる?

「今年からスマホで確定申告できるってよ!」とウワサで聞いているかもしれません。
結論から言えば、全ての人がスマホで確定申告ができるわけではありません。
まずは【マイナンバーカード方式】か【ID・パスワード方式】どちらかで利用することが条件です。
そしてそれをクリアした上で
スマホで確定申告をできるかできないかの基準は
「給与以外の収入が一切ない」という項目に当てはまっているかどうかと言えます。
つまり、副業や不動産、株やFXなどの利益、退職金などの収入がある場合はスマホで確定申告書を作成することはできません。

またそのほかにも
・複数の会社から収入がある(源泉徴収票が2枚以上ある)
・勤務先で年末調整が済んでいない、行っていない
・生命保険や国民年金、健康保険料の控除を利用する
・医療費控除・寄付控除を利用「されていない」
これらの人もスマホでできませんのでご注意を。
そして、スマホで入力している途中で中断する場合、
入力が進んでいないと保存ができなかったり、
パソコンにデータを引き継いだりすることができないので、
入力を始める際は一気にやりきってしまってください。

まとめ

スマホで確定申告ができると便利なのかもしれないですが、
今の現状では、条件的にできない人もいるでしょう。
大人しくパソコンの前に座ってポチポチやるのがいいかもしれません。
しかし今年からは、長時間インフルエンザの恐怖に怯えながら並ぶことなく、
カードリーダーなど必要なく、IDパスワードで確定申告が出来るので
従来のやり方に不満があるひとは試してみるといいと思います。
もちろん、確実に相談しながら行いたい人は
税務署で申告するのが1番です。

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